ED治療薬の比較表「バイアグラ・レビトラ・シアリス」

バイアグラ・レビトラ・シアリス

この記事の監修者

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新橋ファーストクリニック 院長

市村 明

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バイアグラ・レビトラ・シアリスの比較表

薬剤名 バイアグラ
(バイアグラジェネリック)
レビトラ
(レビトラジェネリック)
シアリス
(シアリスジェネリック)
錠剤画像 25mg
バイアグラ25mgの錠剤
50mg
バイアグラ50mgの錠剤
5mg
レビトラ5mgの錠剤
10mg
レビトラ10mgの錠剤
20mg
レビトラ20mgの錠剤
5mg
シアリス5mgの錠剤
10mg
シアリス10mgの錠剤
20mg
シアリス20mgの錠剤
剤型 青色のひし形
割線なし
フィルムコーティング錠
オレンジ色の丸形(円形)
割線なし
フィルムコーティング錠
黄色の涙形(卵形)
割線なし
フィルムコーティング錠
特徴 世界で初めて認可されたED治療薬
根強い人気と抜群の知名度がある
即効性のあるED治療薬
バイアグラよりは食事の影響を受けにくい
世界シェア1位のED治療薬
長時間効果が持続する
食事の影響を受けない
有効成分 総称名:シルデナフィル(Sildenafil)
一般名:シルデナフィルクエン酸塩(Sildenafil Citrate)
総称名:バルデナフィル(Vardenafil)
一般名:バルデナフィル塩酸塩水和物(Vardenafil Hydrochloride Hydrate)
総称名:タダラフィル(Tadalafil)
一般名:タダラフィル(Tadalafil)
用量
(含量)
25mg
50mg
※100mgは国内未承認
5mg
10mg
20mg
5mg
10mg
20mg
製造販売元 ヴィアトリス製薬株式会社 バイエル製薬株式会社 日本新薬株式会社
製造販売承認年月日 1999年1月25日
※100mgは国内未承認
5mg:2004年4月23日
10mg:2004年4月23日
20mg:2007年5月24日
2007年7月31日
販売開始年月日 1999年3月23日
※100mgは国内未販売
5mg:2004年6月21日
10mg:2004年6月21日
20mg:2007年7月18日
2007年9月12日
有効期限
(使用期限)
5年 3年 3年
ジェネリック医薬品
(当クリニックの取り扱い)
シルデナフィル錠VI「DK」25mg/50mg バルデナフィル錠「FCI」10mg/20mg タダラフィル錠CI「杏林」10mg/20mg
価格
(当クリニックの処方価格)
バイアグラ錠25mg:1錠 1,200円
バイアグラ錠50mg:1錠 1,400円
バイアグラジェネリック錠25mg:1錠 330円~
バイアグラジェネリック錠50mg:1錠 680円~
レビトラ錠5mg:1錠 1,200円 処方終了
レビトラ錠10mg:1錠 1,400円 処方終了
レビトラ錠20mg:1錠 1,700円 処方終了
レビトラジェネリック錠10mg:1錠 940円~
レビトラジェネリック錠20mg:1錠 1,300円~
シアリス錠5mg:1錠 1,400円
シアリス錠10mg:1錠 1,500円
シアリス錠20mg:1錠 1,580円
シアリスジェネリック錠10mg:1錠 780円~
シアリスジェネリック錠20mg:1錠 1,000円~
効果 正常な勃起のサポート
(PDE-5というEDの原因となる酵素を阻害し、勃起を補助)
正常な勃起のサポート
(PDE-5というEDの原因となる酵素を阻害し、勃起を補助)
正常な勃起のサポート
(PDE-5というEDの原因となる酵素を阻害し、勃起を補助)
効き目
(勃起時の硬さ)
強い とても強い マイルド
効き始める時間 服用後、約30分~1時間 服用後、約15分~30分 服用後、約1時間
効果のピーク時間 服用後、約1時間 服用後、約45分 服用後、約3時間
効果持続時間
(作用時間)
約4時間~5時間 約5時間~6時間 約24時間~36時間
飲み方
(服用方法)
空腹時、水、またはぬるま湯で服用
1日1回まで
24時間以上間隔を空けて飲む
空腹時、水、またはぬるま湯で服用
1日1回まで
24時間以上間隔を空けて飲む
空腹時、水、またはぬるま湯で服用
1日1回まで
24時間以上間隔を空けて飲む
副作用 副作用が現れやすい
一時的なほてり、紅潮、頭痛、動悸、消化不良、腹痛、眼充血、鼻づまりなどの可能性あり
バイアグラの副作用
副作用が現れやすい
一時的なほてり、心悸亢進、頭痛、めまい、鼻づまり、消化不良、嘔気などの可能性あり
レビトラの副作用
副作用が現れにくい
一時的な紅潮、消化不良、背筋痛、頭痛、鼻づまりなどの可能性あり
シアリスの副作用
食事の影響 食事の影響を受ける
バイアグラの食事の影響
食事の内容によっては影響を受ける 食事の影響を受けない
アルコールの影響 適量摂取は、リラックス効果で相乗作用あり
多量摂取は、効果の低下、めまい、急性アルコール中毒の可能性あり
適量摂取は、リラックス効果で相乗作用あり
多量摂取は、効果の低下、めまい、急性アルコール中毒の可能性あり
適量摂取は、リラックス効果で相乗作用あり
多量摂取は、効果の低下、めまい、急性アルコール中毒の可能性あり
禁忌 重度の肝機能障害の方
心血管系障害(心不全や不整脈など)の方
性行為が不適当と考えられる方など
バイアグラの禁忌
重度の肝機能や腎機能障害の方
心血管系障害(心不全や不整脈など)の方
性行為が不適当と考えられる方など
レビトラの禁忌
重度の肝機能障害の方
心血管系障害(心不全や不整脈など)の方
性行為が不適当と考えられる方など
シアリスの禁忌
併用禁忌薬 アミオダロン塩酸塩を含む薬剤
硝酸剤(一酸化窒素供与剤)
sGC刺激剤
バイアグラの併用禁忌薬
硝酸剤(一酸化窒素供与剤)
sGC刺激剤
チトクロームP450 3A4阻害剤
コビシスタットを含む薬剤
クラスⅠA抗不整脈薬
クラスⅢ抗不整脈薬
レビトラの併用禁忌薬
硝酸剤(一酸化窒素供与剤)
sGC刺激剤
シアリスの併用禁忌薬
注意点 服用後の食事は約1時間~2時間は空ける
グレープフルーツとの併用
グレープフルーツとの併用は特に注意 用法用量を変えない
(効き始める時間が遅いため、効いていないと思って用量を増やさないこと)
グレープフルーツとの併用
化学名 1-[[3-(6,7-dihydro-1-methyl-7-oxo-3-propyl-1H-pyrazolo[4,3-d]pyrimidin-5-yl)-4-ethoxyphenyl]sulfonyl]-4-methylpiperazine monocitrate 1-{[3-(3,4-Dihydro-5-methyl-4-oxo-7-propylimidazo[5,1-f][1,2,4]triazin-2-yl)-4-ethoxyphenyl]sulfonyl}-4-ethylpiperazine monohydrochloride trihydrate (6R,12aR)-6-(1,3-Benzodioxol-5-yl)-2-methyl-2,3,6,7,12,12a-hexahydropyrazino[1',2':1,6]pyrido[3,4-b]indole-1,4-dione
分子式 C₂₂H₃₀N₆O₄S(シルデナフィル)
C₂₂H₃₀N₆O₄S・C₆H₈O₇(シルデナフィルクエン酸塩)
C₂₃H₃₂N₆O₄S(バルデナフィル)
C₂₃H₃₂N₆O₄S・HCl・3H₂O(バルデナフィル塩酸塩水和物)
C₂₂H₁₉N₃O₄(タダラフィル)
分子量 474.6g/mol(シルデナフィル)
666.7g/mol(シルデナフィルクエン酸塩)
488.6g/mol(バルデナフィル)
579.1g/mol(バルデナフィル塩酸塩水和物)
389.4g/mol(タダラフィル)
CAS登録番号 139755-83-2(シルデナフィル)
171599-83-0(シルデナフィルクエン酸塩)
224785-90-4(バルデナフィル)
224785-91-5(バルデナフィル塩酸塩水和物)
171596-29-5(タダラフィル)
構造式
バイアグラの構造式
レビトラの構造式
シアリスの構造式
性状 白色の結晶性の粉末
N,N-ジメチルアセトアミドに溶けやすい
水、メタノールに溶けにくい
アセトニトリル、エタノール(95)、ジエチルエーテルにほとんど溶けない
白色から微黄色、または微褐色の結晶性の粉末
水、エタノール(99.5)にやや溶けやすい
白色の粉末
ジメチルスルホキシドに溶けやすい
水にほとんど溶けない
アセトニルにやや溶けにくい
エタノール(99.5)に溶けにくい
健康保険 適用外(自由診療) 適用外(自由診療) 適用外(自由診療)
添付文書 添付文書 添付文書 添付文書
医薬品インタビューフォーム 医薬品インタビューフォーム 医薬品インタビューフォーム 医薬品インタビューフォーム

※現在、バイエル薬品株式会社は全世界的にレビトラ錠(5mg・10mg・20mg)の製造、および販売を終了しています
 そのため、当クリニックでは、2022年10月をもって「レビトラ錠」の取り扱いを終了しました

自分に合ったED治療薬の選び方(特徴や違いを比較)

ED治療薬の選び方で悩む男性

各ED治療薬の主な特徴

バイアグラ 世界で初めて認可されたED治療薬
根強い人気と抜群の知名度がある
発売から20年以上もの実績と信頼
レビトラ 即効性のあるED治療薬
効果が強い(勃起促進効果)
バイアグラよりは食事の影響を受けにくい
シアリス 世界シェア1位のED治療薬
長時間効果が持続する
食事の影響を受けない
副作用が出にくい

バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」は、PDE-5というEDの原因となる酵素を阻害し、正常な勃起をサポートするという意味では、 同じ薬剤になります。
しかし、3種類のED治療薬は有効成分がそれぞれ違うため、①効果の強さ(勃起時の硬さ)、②効き始める時間、③効果の持続時間、④副作用(症状や頻度)、⑤食事やアルコールの影響、⑥処方価格などもそれぞれ異なります。

自分のEDの症状や身体の体質、ライフスタイル、性行為のシチュエーションなどに合ったED治療薬を選ばなければ、満足した効果は得られません。

自分に合ったED治療薬を探したい方は、まずED治療薬の違いについて比較した以下の項目をご覧ください。

比較項目

※リンクをクリック、またはタップすると、ページ内の項目へ移動します

効果の強さ(勃起時の硬さ)を比較して選ぶ

レビトラ(レビトラジェネリック)とても強い
バイアグラ(バイアグラジェネリック)強い
シアリス(シアリスジェネリック)マイルド

ED治療薬によって、個人差はありますが、効果の強さ(勃起時の硬さ)は異なります。

3種類のED治療薬の中で最も効果が強い(勃起時に陰茎が硬くなる)のは、レビトラです。

次いで、バイアグラの効き目が強く、シアリスはマイルドな効き目が特徴です。

EDの進行状況や求めている陰茎の硬さによって効き目の強いED治療薬を選択すると良いでしょう。

また、勃起時の硬さよりも、マイルドな効き目で勃起を促したいという方は、シアリスを選ぶことをおすすめします。

効き始める時間を比較して選ぶ

レビトラ(レビトラジェネリック)最短で約15分~
バイアグラ(バイアグラジェネリック)最短で約30分~
シアリス(シアリスジェネリック)最短で約1時間~
効き始め時間グラフ

※各ED治療薬の厚生労働省が承認した最大用量の規格で比較

ED治療薬によって、個人差はありますが、効き始める時間は異なります。

3種類のED治療薬の中で最も効き目が早く現れるのは、レビトラで、空腹時なら最短で服用後、約15分で効き始めます。

次いで、バイアグラが最短で約30分経過すると効き始め、一番遅いシアリスでも最短で約1時間で効き始めます。

効き始める時間の早さの違いは、有効成分が水に溶けやすいかどうかで変わってきます。
有効成分が水に溶けやすければ、体への吸収も早く促されます。

レビトラが3種類のED治療薬の中で最も効き目が早い理由は、有効成分バルデナフィルが水にやや溶けやすい性状を持っているからです。
逆に、シアリスが最も効き始める時間が遅いのは、有効成分タダラフィルが水にほとんど溶けない性状を持っているからです。

効果のピーク時間を比較して選ぶ

レビトラ(レビトラジェネリック)服用後、約45分
バイアグラ(バイアグラジェネリック)服用後、約1時間
シアリス(シアリスジェネリック)服用後、約3時間
ピーク時間グラフ

※各ED治療薬の厚生労働省が承認した最大用量の規格で比較

ED治療薬によって、個人差はありますが、効果のピーク時間(効果が最も強く現れる時間)は異なります。

3種類のED治療薬の中で最も効果のピークを迎える時間が早いのは、レビトラで、空腹時なら服用後、約45分でピークを迎えます。

次いで、バイアグラが約1時間経過するとピークを迎え、一番遅いシアリスは約3時間でピークを迎えます。

有効成分の血中濃度がピークを迎える時間が効果が最も発揮されるタイミングとなります。

効果が最大限に発揮されるタイミングで性行為を行いたい場合は、これらの時間を意識して服用してみましょう。

効果の持続時間を比較して選ぶ

バイアグラ(バイアグラジェネリック)最長で約24時間~36時間
レビトラ(レビトラジェネリック)最長で約5時間~6時間
バイアグラ(バイアグラジェネリック)最長で約4時間~5時間
作用時間グラフ

※各ED治療薬の厚生労働省が承認した最大用量の規格で比較

ED治療薬によって、個人差はありますが、効果の持続時間は異なります。

3種類のED治療薬の中で最も効果の持続時間が長いのは、シアリスで、最長で約24時間~36時間、効果が持続します。

次いで、レビトラが最長で約5時間~6時間、最後にバイアグラが最長で約4時間~5時間となっています。

シアリスの効き目はマイルドですが、自然な勃起を促してくれます。

また、硬い勃起で起こる違和感によって、性行為の際に男性の性感を損なうことが無く、射精の遅延を引き起こすことも少ない傾向があります。
ただし、シアリスに即効性は期待できないので、服用から性行為までは、約1時間以上の間隔を空ける必要があります。

シアリスほど効果の持続時間は長くありませんが、レビトラやバイアグラは効き目が強いため、陰茎に硬さが出やすく、刺激に対して鈍感になることがあります。
さらに、鈍化によって違和感を生じることがあり、射精までの時間が延長する場合があります。

バイエル薬品株式会社が行った治験によると、レビトラを服用して性行為を行うと普段の約2.4倍~3倍、挿入時間が延長したという治験結果が出ています。
早漏傾向でお悩みの方には、レビトラがおすすめのED治療薬と言えるでしょう。

副作用を比較して選ぶ

シアリス(シアリスジェネリック)副作用が現れにくい(副作用の症状数:約94件)
レビトラ(レビトラジェネリック)副作用がやや現れやすい(副作用の症状数:約65件)
バイアグラ(バイアグラジェネリック)副作用が現れやすい(副作用の症状数:約129件)

ED治療薬によって、個人差はありますが、副作用の症状や現れやすさは異なります。

3種類のED治療薬の中で最も副作用が現れにくいのは、シアリスです。

次いで、レビトラは副作用がやや現れやすい傾向があり、最後のバイアグラは最も副作用の症状数が多く、副作用が現れやすいED治療薬です。

バイアグラ、レビトラ、シアリスは、血管拡張作用によって主に「ほてり」「頭痛」「めまい」「動悸」「消化不良」「鼻閉(鼻づまり)」「背部痛」などの副作用の症状が共通して現れることがあります。
これらの副作用は軽微で一時的な症状が多く、服用された方が必ず症状が現れるわけではありません。

副作用が気になって性行為に集中できないという方は、副作用が少なく、現れにくいシアリスやレビトラを選択すると良いでしょう。

主な副作用と発生率を比較

副作用 バイアグラ レビトラ シアリス
ほてり 5.78% 10.6% 3.5%
紅潮 5.78% - 5.1%
頭痛 3.87% 11.7% 11.3%
めまい 1%以上 1%以上 0.2%~1%未満
動悸(心悸亢進) 0.1%~1%未満 1%以上 0.2%~1%未満
消化不良 0.1%~1%未満 1%以上 2.3%
鼻閉(鼻づまり) 0.1%未満 1%以上 1%以上
眼充血 0.1%~1%未満 - 0.2%~1%未満
背部痛 0.1%未満 0.1%~1%未満 1.9%

※発生率は、各ED治療薬の添付文書から引用しています

上記を見てわかる通り、ED治療薬によって副作用の出やすい症状も異なります。

例えば、レビトラを服用すると「頭痛」がして性行為に集中できないといった方は、「頭痛」の副作用が現れづらいバイアグラを服用すると良いかもしれません。

当クリニックでの主な副作用の報告例

バイアグラは、レビトラやシアリスと比べて、視覚に関する副作用が多く報告されています。
頻度は高くありませんが、視界に薄いピンク色や青色に見える「彩視症」が現れることがあります。
一時的なものですが、初めてバイアグラを服用する際には、車の運転などは避けたほうが良いでしょう。

レビトラの副作用で報告が多いのは、「消化不良」「胃の不快感」などです。
これは血管拡張に伴い、胃が活発になって胃酸が普段よりも多く産生されるために起こる、胃酸過多や逆流性食道炎のような症状です。
こういった副作用が起こった場合は、ガスターなどの胃酸を押さえる胃薬を併用すると効果的です。

シアリスの服用で報告されている特徴的な副作用に「背部痛」があげられます。
頻度はそれほど高くありませんが、バイアグラやレビトラと比べると背部痛が起こりやすい傾向があります。
軽い筋肉痛程度で済む場合もありますが、かなり強い痛みが続く場合もあるため、注意が必要です。

食事の影響を比較して選ぶ

シアリス(シアリスジェネリック)食事の影響を受けない
レビトラ(レビトラジェネリック)食事の影響を受けにくい
バイアグラ(バイアグラジェネリック)食事の影響を受ける

ED治療薬によって、個人差はありますが、食事による影響の受け方は異なります。

3種類のED治療薬の中で最も食事の影響を受けないのは、シアリスです。

次いで、レビトラは食事の影響を受けにくい傾向があり、最後のバイアグラは食事の影響を受けます。

食事の後に性行為をすることが多い方は、シアリスやレビトラを選択すると良いでしょう。

しかし、シアリスやレビトラは食事の影響を受けにくいとされていますが、食べる量や内容によっては、効果が弱まったりする可能性があります。
そのため、どのED治療薬も基本的に空腹時の服用を推奨しています。

また、食事の影響を受けないシアリスを含め、すべてのED治療薬(PDE5阻害薬)が注意しなければならない食べ物があります。

グレープフルーツや八朔(ハッサク)、スウィーティーなどのかんきつ類とED治療薬は一緒に服用しないようにしましょう。
グレープフルーツなどに含まれる「フラノクマリン類」という成分によって、服用した薬の成分を分解する体内酵素の働きを弱めてしまい、成分の血中濃度が上昇して、効果や副作用が強く出てしまう可能性があるからです。

フラノクマリン類を含んだ食べ物や飲料の摂取は避けてください。

お酒(アルコール)の影響を比較して選ぶ

バイアグラ(バイアグラジェネリック) 適量摂取は、リラックス効果で相乗作用あり
多量摂取は、効果の低下、めまい、急性アルコール中毒の可能性あり
レビトラ(レビトラジェネリック)
シアリス(シアリスジェネリック)

基本的に、どのED治療薬でも服用するときにお酒(アルコール)を飲んでも問題はありません。

むしろ、ED治療薬とアルコールは相性が良いとされています。

適度なアルコールの摂取(ほろ酔い程度)であればアルコール自体にリラックス効果(精神安定効果)があるので、ED治療薬の効果をより引き出すことができます。
緊張をほぐしたいときは、お酒の力を借りても良いでしょう。

ただし、アルコールの飲みすぎには注意しましょう。

多量にアルコールを摂取をして泥酔状態になると、神経伝達機能を低下させ、十分な勃起や射精ができなくなったり、ED症状が助長されるなど、逆効果になります。
飲み過ぎは、単純にめまいや急性アルコール中毒を引き起こすこともあるので、ほろ酔い程度で抑えるようにしましょう。

処方価格を比較して選ぶ

バイアグラジェネリック1錠 330円~
シアリスジェネリック1錠 780円~
レビトラジェネリック1錠 940円~
バイアグラ1錠 1,200円~
レビトラ1錠 1,200円~ 処方終了
シアリス1錠 1,400円~

※当クリニックの処方価格の場合
※現在、バイエル薬品株式会社は全世界的にレビトラ錠(5mg・10mg・20mg)の製造、および販売を終了しています
 そのため、当クリニックでは、2022年10月をもって「レビトラ錠」の取り扱いを終了しました

ED治療薬によって、当クリニックでの処方価格は異なります。

ED治療薬の種類によって処方する用量が異なり、一概に処方価格を比較することは難しいので、あくまで目安としてご覧ください。

当クリニックでは、バイアグラジェネリックの「シルデナフィル錠VI「DK」」が最も安いED治療薬で、1錠330円(税込)から購入できます。

その他のED治療薬など、詳しい処方価格は「料金表ページ」をご覧ください。

状況に応じたED治療薬の使い分け

3種類のED治療薬は、食事の影響や効き始める時間、効果の持続時間などに差があるので、使用する状況で使い分けるのもいいでしょう。
1日1回の服用であれば、複数のED治療薬を使い分けても問題ありません。

状況に応じて、それぞれのED治療薬の特徴を生かした使い方をすることができます。

複数のED治療薬を同時に服用したり、効果の持続時間が過ぎたからといって24時間以内に2回目のED治療薬の服用する行為は危険なので、絶対にやめましょう。

有名なED治療薬を希望なら「バイアグラ」

バイアグラは、言わずと知れた世界初のED治療薬です。
その認知度と長年の実績から愛用する方が多くいます。

ED治療薬がどういった効き方をするかわからないという方は、まずバイアグラを服用してみるのも良いでしょう。

使ってみて、「副作用が気になる」といった方は、副作用の出づらいシアリスに切り替えてみても良いでしょうし、「効き目が不十分」という方は、効き目の強いレビトラを試してみると良いでしょう。

また、バイアグラは、バイアグラジェネリック(ジェネリック医薬品)としても多くの国内製薬会社から販売されており、比較的費用を抑えて手に入れることができます。
バイアグラとの相性が良く、使用頻度が高い方は、バイアグラジェネリックを選択肢に含めることができるので、おすすめです。

いざというときに「レビトラ」

レビトラの即効性は、「突然」性行為する機会が生じた際に役に立ちます。

突然、パートナーが家に訪問してた場合や初対面の人とバーで意気投合し、ワンナイトラブに発展した場合でも対応可能です。
また、相手の気分次第で、唐突に性行為に入ることが多い場合も必要な時にすぐ効果が得られるため、対応することができます。

突然、性行為のシチュエーションに至りやすい方は、柔軟に対応することが可能なレビトラがおすすめです。

時間を気にしたくないなら「シアリス」

シアリスは、服用後、24時間以上効果が持続するので、時間に追われることなく、前もって服用することができます。

旅行に行く際に、出発の朝シアリスを飲んでも、その日の夜も効果は持続しています。
また、デートやお出かけ、食事をして性行為までの時間が正確に計れない場合や一日中パートナーとゆっくり過ごして、好きなタイミングで性行為を行いたい場合でも対応可能です。

シアリスの作用時間が長すぎることで、「強制的に勃起し続けるのでは?」と心配する必要はありません。
性的刺激を受け、性的興奮状態になった時に効果が発現するので、性行為以外の日常生活で支障をきたすことはありません。

性行為の直前で慌てたくないという方は、シアリスがおすすめです。

当クリニックで人気のED治療薬

レビトラジェネリック43%
バイアグラジェネリック22.8%
シアリスジェネリック20.8%
シアリス9.9%
レビトラ2.2%
バイアグラ1.3%

※2020年の人気ランキング

ED治療に当クリニックを訪れる患者様から「おすすめのED治療薬はどれ?」といったご質問をいただくことがあります。

当クリニックで処方されているED治療薬の中で一番人気のあるED治療薬をご紹介させていただきます。
ED治療薬選びで迷っている方は、ご参考にしていただければと思います。

現在、当クリニックで一番人気のED治療薬は「レビトラジェネリック」です。
処方割合の43%を占めており、大変ご好評いただいております。

やはり、効き目の強さや即効性に優れた効果が人気のようです。

また、先発医薬品のレビトラについても、他のED治療薬と比較して即効性があり、食事やアルコールなどの影響も比較的少ないことから、使い勝手が良く、ニーズの高いED治療薬です。
しかし、残念なことに、2018年に製造工場の改修工事に伴い、一時製造が中断するなど、2018年以降は在庫の減少などの影響もあり、供給が間に合わず、シェアが急激に落ちてしまっています。

当クリニックでは、レビトラを入荷次第、定期的に処方を開始しています。
レビトラの再販については、当サイトの「お知らせ・更新履歴」欄やFacebook、Twitterなどでお知らせしておりますので、是非チェックしてください。

新橋ファーストクリニック公式SNS

当クリニックで処方したED治療薬の割合

当クリニックで処方したED治療薬の割合

※2020年の処方割合
※2020年より、シアリスジェネリックの販売開始

当クリニックでは、ED治療の「バイアグラ」「バイアグラジェネリック」「レビトラ」「レビトラジェネリック」「シアリス」「シアリスジェネリック」の処方数の割合を掲載しております。

ED治療薬の効果や副作用などは、個人差があり、人によってバイアグラが一番効くという方もいますし、レビトラやシアリスの方が効くという方もいます。

効果の持続時間や食事の影響などは実際にED治療薬を使わなくても上記の比較項目などを見て知ることはできます。
しかし、「副作用が出るかどうか」や「使用感が気に入るか」などは実際に使ってみないとわかりません。

当クリニックでは、初めてED治療薬を使う方には、3種類それぞれ試すことをおすすめする場合が多いです。
3種類のED治療薬の違いは、副作用の傾向、自分好みの効き方などを実際に飲み比べてみて確かめるのが最適です。

比較項目を参考にしつつ、実際に飲み比べて自分の身体やライフスタイルなどに合ったED治療薬を探してみると良いでしょう。

バイアグラの詳細
レビトラの詳細
シアリスの詳細

参考URL

バイアグラの関連ページ

レビトラの関連ページ

シアリスの関連ページ

ED治療のよくある質問(FAQ)

ED治療薬に副作用はありますか?

ED治療薬によって細かい副作用は異なりますが、一時的な顔のほてり、頭痛、鼻づまりなどが見受けられる場合があります。

様々な薬を飲んでいますが、ED治療薬は飲めますか?

ニトログリセリン(心臓の狭心症に用いる薬)との併用はできません。
服用中の薬によってはED治療薬の処方ができません。
服用中の薬やお薬手帳を持参して医師にご相談ください。

バイアグラ、レビトラ、シアリスの違いはなんですか?

有効成分、効き始める時間、効果持続時間(作用時間)、副作用、価格などに違いがあります。
詳しくは、こちらをご覧ください。

診療・お問い合わせ