「中折れ」という言葉自体は知っているものの、その意味を正しく理解していない方は意外に多いです。
結論から言えば、中折れはれっきとしたED(勃起不全)の一種であり、放置していても改善は見込めません。
また、性行為がままならないことで自分に自信をなくしたり、相手の女性との関係が悪化したりするリスクも生じるでしょう。
今回は、中折れの正しい意味や原因、対策を詳しく解説します。
記事の後半では、中折れの改善に適したED治療薬3選も紹介しています。
中折れを克服し、パートナーと満足度の高い性行為を実現できるようになるためにも、ぜひ最後までご覧ください。
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中折れとは
まず、「中折れ」とはどのような状態を指すのかを説明します。
中折れについて
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中折れの具体的な症状・定義だけでなく、中折れの男性に対する女性の気持ちも知っておくことで、お互いの良好なコミュニケーションにも繋がります。
以下で詳しく解説します。
性行為中に勃起状態を維持できないこと
中折れとは、性行為中に勃起力が低下し、陰茎が膣内から抜けてしまう症状を指します。
挿入時は問題なく勃起できるものの、陰茎の硬さを長時間キープできないのが中折れの特徴です。
中折れは、男性機能が低下に向かう40代・50代といった中高年に生じるものというイメージを抱いているかもしれません。
しかし、20代・30代といった若年層でも中折れは生じます。
年代によらず、性行為中に勃起状態を維持できないと感じた場合は、中折れの可能性を疑いましょう。
男性なら誰にでも起こり得る
「中折れだなんて認めたくない…」「恥ずかしくて誰にも言えない…」という男性は多いでしょう。
しかし、中折れは男性なら誰にでも起こり得る症状です。
決して恥ずかしがる必要はありません。
「もしかしたら自分は中折れかも…」と薄々感じている方は、放置したり見て見ぬ振りをしたりしないようにしましょう。
早期に対処することで、中折れ改善の可能性を高められます。
現状と正面から向き合うためにも、中折れは男性にとっておかしなことでも恥ずかしいことでもないことを認識しておきましょう。
女性の本音は?誤解を与えないようコミュニケーションが大切
中折れの男性のことを、女性はどう思っているのでしょうか。
以下に、中折れの男性に対する女性の本音を一部ピックアップしました。
中折れの男性に対する女性の本音
- 「疲れが溜まっているのかな?」
- 「私に女性としての魅力がないのかも…」
- 「なんだか申し訳ないな…」
中折れが原因で性行為がうまくいかないとき、男性側は自分に対して惨めさや情けなさを感じて塞ぎ込んでしまうかもしれません。
しかし、女性側も同様に不安や焦り、ショックな気持ちを抱いている可能性があるのです。そういったときこそ、お互いのコミュニケーションが大切です。
パートナーの女性に魅力を感じていても、中折れは起こります。
しかし、見栄を張ってコミュニケーションを怠れば「私に魅力がないのだろうな…」と誤解を与えかねません。
「中折れかもしれない」と正直に打ち明けることでパートナーを安心させられます。
「頑張って治そう」「私も協力するから」と2人の問題として向き合うきっかけにもなるでしょう。
中折れはデリケートな話題なので打ち明けるには勇気がいりますが、大切なパートナーだからこそ正直に伝えることが中折れ改善の第一歩となります。
中折れしてしまう理由・原因
前述の通り、パートナーの女性に対して十分な性的魅力を感じていたとしても、中折れは起こり得ます。
中折れに至る理由は様々であり、根本原因を特定することが適切な対処法の理解に繋がります。
中折れしてしまう主な理由・原因
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上記のように、中折れの原因は大きく3つに分けられます。
自身に当てはまる項目があるかどうか確認しながら読み進めてください。
それぞれ詳細に解説します。
身体面での原因
勃起は、脳が性的刺激を受け取った際に陰茎海綿体への血流が増すことで生じる現象です。
そのため、身体の働きが正常に機能していなければ、勃起力が低下したり中折れを引き起こしたりする原因となります。
中折れの身体面での原因
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疲労や体調不良といった身近な症状から重篤な障害まで、中折れの身体的原因は様々です。
思い当たる項目を中心にチェックしてみてください。
疲労の蓄積
日常生活の中で疲労が蓄積している場合、中折れが生じる可能性があります。
疲れを感じていると、性欲よりも身体を休めたいという気持ちが勝り、勃起状態が持続しにくくなるのです。
特に日中仕事をした人の夜は1日分の疲れが溜まっているため、中折れしやすくなるでしょう。
体調不良
風邪などの体調不良が現れているときも、中折れが生じやすくなります。
身体が万全でなければ、勃起を促すための身体の仕組みが正しく機能しません。
また、体調不良の状態で性行為をするとパートナーに症状を移してしまう恐れもあります。こうした心配が原因で性行為に集中できなくなり、中折れが生じる可能性も考えられます。
生活習慣の乱れ
食事や睡眠といった生活習慣が乱れると、身体機能に悪影響を及ぼし、中折れに繋がります。
不健康な食事や短時間睡眠が慢性化している方は、中折れになりやすいでしょう。
また、症状が悪化し以下のような生活習慣病にかかった場合は、中折れのリスクがさらに高まります。
生活習慣病の代表例
- 肥満
- 高血圧
- 糖尿病
上記をはじめとした生活習慣病が進行すると、血管の柔軟性が失われ硬くなる動脈硬化が起こります。
動脈硬化によって陰茎海綿体への血流が悪化するため、中折れが生じやすくなるのです。
加齢
加齢とともに身体機能が衰えれば、同時に勃起力も低下し中折れが起こりやすくなります。
特に60代以降の方は血管の老化が進行するにつれて、陰茎海綿体に血液を送り込む能力が低下するのです。
加齢にともない性欲が低下することも、中折れの原因として挙げられます。
男性ホルモンの減少
男性ホルモン分泌量の低下も、中折れのしやすさに影響します。
テストステロンという男性ホルモンは、性欲や勃起力といった男性機能を高める役割を果たします。
しかし、過度なストレスを受けたり年齢を重ねたりするとともにテストステロンの分泌量は低下し、中折れの頻度が高まるのです。
男性更年期障害(LOH症候群)
男性更年期障害(LOH症候群)とは、男性ホルモン分泌量の低下により体調不良や性欲低下などの諸症状が現れる疾患のことです。
中折れのように性行為中に萎えてしまうだけでなく、勃起力不足でそもそも挿入できない状態に陥るのも男性更年期障害(LOH症候群)の特徴です。
男性更年期障害(LOH症候群)は50代〜60代に多く見られますが、中には40代から症状が現れる方もいます。
血管障害
動脈硬化をはじめとした血管障害が起きると、中折れに繋がります。
勃起が生じるには、陰茎海綿体に十分な量の血液が流れ込まなければなりません。
しかし、血管がダメージを受けると血液を全身に巡らせる機能が低下するため、陰茎海綿体への血流も悪くなります。
動脈硬化は、特に肥満や高血圧といった生活習慣病が引き金となるケースが多いです。
当てはまる方は、血管障害によって中折れを助長している可能性があります。
神経障害
神経障害も中折れを誘発する要因の一つです。
健常な方の場合は、脳が性的刺激を受けるとそのシグナルが陰茎海綿体に伝達され、勃起を促す反応が生じます。
しかし、神経障害が見られる方は、性的興奮を感じても神経伝達がうまくいかないため、勃起力を維持できません。
神経障害の代表的な例としては、てんかんやパーキンソン病、糖尿病性神経症が挙げられます。
糖尿病は、血管だけでなく神経にも影響を及ぼす疾患です。
日々の生活習慣に偏りがある方は、複数の要因によって中折れが生じている可能性があるのです。
精神面での原因
勃起は身体面だけでなく、精神面にも大きく左右されます。
身体機能に異常がなくても、心の問題ひとつで中折れに至る可能性が考えられるのです。
中折れの精神面での原因
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性行為に一見関係なさそうなストレス要因も、中折れを誘発する原因となり得ます。
特に精神的にストレスを感じやすい方は、該当する箇所がないかどうか確認してみてください。
日常生活でのストレス
プライベートや仕事などでの日常的なストレスが重なると、中折れの原因となります。
例えば、パートナーとの関係が悪化したり、家庭を築いたりすることへの不安が挙げられます。
仕事では、上司や部下との人間関係が悪い場合などは、強いストレスとなり得るでしょう。
ストレスが慢性化すると神経の伝達が正常に作用しなくなり、勃起機能にも悪影響を与えるのです。
性行為時の緊張やプレッシャー
性行為の際に過度な緊張やプレッシャーを感じると、中折れしやすくなります。
正常に勃起するには、副交感神経が優位なリラックス状態でなければなりません。
しかし、性行為に対して強い不安があると交感神経が優位になってしまい、勃起が抑制されてしまうのです。
性行為に不慣れな方や性に対する知識が乏しい方は、プレッシャーが原因で中折れを誘発しやすくなるでしょう。
過去の失敗経験・トラウマ
性行為で過去に失敗経験やトラウマがあると、「以前のように中折れするかもしれない」「がっかりされたらどうしよう…」などとネガティブな想像を巡らせます。
結果として、勃起に必要なリラックス状態を得られず、中折れに至ってしまうのです。
失敗経験が繰り返されることで、性行為に対する不安や恐怖をさらに増幅させてしまうという悪循環に陥る可能性も考えられます。
コンドームに対する不安や抵抗感
コンドームを装着して性行為をすると中折れしてしまう場合は、「コンドームED」かもしれません。
コンドームEDは、コンドームによる物理的な刺激の低下によるものではなく、以下のような精神的な要因によって生じると考えられています。
コンドームEDが生じる主な理由
- コンドームの装着で性的刺激が減少すると思い込む
- コンドームを装着する行為で萎えてしまう
- コンドームを装着すること自体に心理的抵抗がある
コンドームを利用することに慣れていない方は、コンドームEDに陥りやすいでしょう。
その他の原因
中折れが生じる原因には、身体面・精神面の原因以外にも以下が挙げられます。
中折れが生じるその他の原因
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性行為のマンネリ化
性行為のマンネリ化も、中折れを引き起こします。
以前は問題なく性行為できていたにもかかわらず、経験を重ねるごとに中折れの頻度が増えた場合は、マンネリ化の可能性が高いでしょう。
毎回似たような性行為を繰り返していると新鮮さが薄れ、性的興奮が抑制されると考えられます。
自慰行為(マスターベーション)のしすぎ
日常的に自慰行為(マスターベーション)をしすぎている場合は、実際の性行為で思うように勃起を維持できず、中折れに繋がりかねません。
特に性行為の直前に自慰行為(マスターベーション)をすると、一定時間は勃起しにくくなります。
間違った自慰行為(マスターベーション)
間違った自慰行為(マスターベーション)も、中折れの原因となります。
例えば、陰茎を強く握ることが癖になると、実際の性行為で刺激が不足していると感じやすくなり、途中で萎えてしまうでしょう。
また、陰茎を床に押し付ける「床オナニー」や、つま先を伸ばして行う「足ピンオナニー」も、実際の性行為とは状態が大きく異なるため、中折れを誘発しやすいです。
普段から刺激の強いアダルトビデオに見慣れている方も、実際の性行為で物足りなくなり中折れに繋がります。
特定の医薬品の副作用
以下をはじめとした医薬品の副作用が中折れを誘発している可能性もあります。
中折れを引き起こす可能性のある医薬品の例
- 降圧剤
- 精神神経薬
- 注意欠陥・多動性障害治療薬(ADHD治療薬)
- 抗アンドロゲン薬(抗男性ホルモン薬)
- 脂質異常症治療薬(HMG-CoA還元酵素阻害薬)
- 抗痙縮薬
高血圧や精神疾患などの治療を目的に医薬品を服用している方は、副作用の影響で中折れを引き起こしているかもしれないと認識しておきましょう。
なお、薬剤の副作用が原因で生じるEDを「薬剤性ED」といいます。
中折れを放っておくと早漏のリスクが高まる
中折れを放置しておくと、挿入後ただちに射精してしまう「早漏」のリスクが高まります。
勃起が収まらないうちに急いで性行為を終わらせようとするため、自然と早く射精する癖が身についてしまうのです。
また、中折れで陰茎が柔らかくなると外部刺激に対して弱くなるため、想定よりも早く射精に至ってしまうことも考えられます。
結果として、女性を満足させられず、お互いの関係が悪化することも少なくありません。
中折れに加えて早漏もストレス源となれば、トラウマやコンプレックスによってさらに中折れを助長してしまう悪循環に陥る可能性もあります。
なお、EDと早漏は併発する可能性があり、「ED性早漏」という分類が存在します。
中折れを防止するための対策
ここまで、中折れが生じる原因を細かく説明しました。
中折れを改善するには、根本原因にマッチした適切な対策を実践することが大切です。
中折れを防止するための対策
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心身ともに健康であることが中折れの改善に繋がります。
現時点で実践できていない項目がある場合は、今日からスタートしてみてください。
十分な睡眠時間を確保する
睡眠時間は健康、ひいては勃起力に直結します。
睡眠が足りていない自覚がある方は、少しでも早くベッドに入り眠りにつく習慣を身につけてください。
寝不足が重なると、EDを誘発するという研究結果も出ています。
目安として、一日あたり6〜7時間は睡眠時間を確保できるよう心掛けましょう。
適切な睡眠時間には個人差があるため、目覚めが悪い場合はさらに睡眠時間を延ばしてみてください。
十分な睡眠を取れれば、心身ともに健康な状態を取り戻せます。
疲労回復やストレス解消を通して中折れを改善することに繋がるでしょう。
適度に身体を動かす癖をつける
身体を動かす習慣づくりも健康増進効果が期待されるため、中折れ改善に役立ちます。
ただし、急に新しい習慣を身につけると挫折する可能性が高いため、まずは簡単な行動から始めてみてください。
例えば、デスクワークが多い仕事をしている方は、1時間ごとに椅子から立ち上がり職場を歩き回って身体を動かすのがおすすめです。
移動の際は、エレベーターではなく階段を使うのも良いでしょう。
また、電車で通勤している方は1つ前の駅で降りて徒歩の時間を増やすのも手です。
小さな習慣から継続することで、中折れ改善が見込めるでしょう。
PC筋トレーニングを習慣づける
中折れ防止には、PC筋(骨盤底筋)と呼ばれる筋肉を鍛える方法もおすすめです。
PC筋は、恥骨と肛門の間にある筋肉のことであり、鍛えることで勃起力改善が見込めます。
PC筋肉を鍛えるトレーニングとしては、ケーゲル体操が有名です。
ケーゲル体操の手順
- ゆっくりと肛門を引き締める
- 約10秒~20秒維持する
- ゆっくりと肛門を緩める
- 約40秒間リラックスする
- 手順1〜4を約10回繰り返す
上記の一連の流れを1セットとして、1日3セット〜10セットを目安に行いましょう。
勃起力改善の効果が見られるまでには約2ヶ月〜3ヶ月間かかるため、気長に取り組むのが成功のコツです。
健康的な食事を増やす
健康的な食生活を心掛けることも、中折れ改善のポイントです。
脂っこい食事は血液をドロドロにするため、陰茎海綿体への血流が悪くなります。
中折れを改善するには、以下のような血液をサラサラにする食材を積極的に取り入れるのがおすすめです。
各食材の頭文字から「おさかなすきやね(お魚好きやね)」と覚えてください。
「おさかなすきやね」の食材
- お →お茶(緑茶、烏龍茶、ほうじ茶など)
- さ →魚(サバ、イワシ、サンマなどの青魚)
- か →海藻類(わかめ、昆布など)
- な →納豆
- す →酢(酢酸、クエン酸)
- き →キノコ類(シイタケ、キクラゲ、マイタケなど)
- や →野菜類(ニンジン、カボチャ、ピーマンなど)
- ね →ネギ類(長ネギ、玉ネギ、にんにくなど)
少しずつでも良いので、上記の食材の比率を増やしていきましょう。
お酒を控える
お酒の量を減らすことで、中折れ改善が期待できます。
アルコールは神経伝達に影響を与えるため、性的刺激を陰茎海綿体に伝達し勃起を促す働きが阻害されてしまうのです。
少量のお酒であればリラックス効果が得られる可能性がありますが、過度な飲酒は逆効果です。
禁煙する
禁煙することによっても、中折れ改善が見込めます。
タバコに含まれるニコチンが体内に取り込まれると、血管が収縮します。
血液の通り道が狭くなると陰茎海綿体への血流が悪化するため、中折れに繋がるのです。
タバコにはニコチンのほかにも有害成分が多く含まれているため、あらゆる健康被害になる可能性があります。
中折れを改善したいのであれば、禁煙を心掛けましょう。
実際、禁煙によって勃起力の改善が見られた研究データもあります。
詳細は以下の記事で解説しているので、喫煙者で中折れに悩んでいる方はチェックしてみてください。
適切なサイズのコンドームを用いる
コンドームの装着に不安を感じる方は、適切なサイズのコンドームを用いることも中折れ改善に繋がります。
自身の陰茎にフィットしていればコンドームが抜ける心配はなくなり、安心して性行為に集中できるでしょう。
装着感が気になる方は、いくつか気になるコンドームを事前に試しておくのも有効です。
コンドーム・マス法を実践する
コンドーム・マス法とは、コンドームに対する抵抗感を和らげるED治療法です。
コンドーム・マス法の手順
- コンドームの内側に潤滑剤をなじませる
- コンドームを装着する
- 膣内でのピストン運動をイメージしながら射精する
コンドームを女性の膣内に見立てて、まるで性行為をしているかのような想像をして射精に至るのがコツです。
回数を重ねるうちに、コンドームに対する心理的抵抗が減り、中折れしにくくなるでしょう。
中折れはED(勃起不全)の一種!適切な治療で改善が見込める
中折れは、れっきとしたED(勃起不全)の一種です。
EDの定義は以下になります。
満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または(and/or)維持できない状態が持続あるいは(or)再発すること
上記に示したEDの定義のうち、中折れは「維持できない状態が持続」の部分に該当します。
自身がEDであると認めるのは勇気がいることでしょう。
しかし、中折れはEDの一種であることを自覚できれば、適切な対処法を実践したり専門医を頼ったりするといったED改善に一歩踏み出せます。
幸いにもEDは、早期の治療で改善が見込める症状です。
ただし、悪化してからでは治療が難しくなるケースもあるため、「中折れかもしれない…」と思った時点で病院やクリニックなどの医療機関に相談すると良いでしょう。
記事の前半でもお伝えしたように、中折れやEDは男性にとって決して珍しいことではありません。
多くの男性が通る道であると理解し、改善に向けた積極的な取り組みを心掛けましょう。
中折れの改善に適したED治療薬3選
中折れを治療する際のファーストチョイスは、ED治療薬の服用です。
性行為前に錠剤やフィルムを服用するだけで済むため、気軽に利用できるのがポイントです。
身体面が原因で中折れが起きている場合は、ED治療薬の作用により勃起力の改善が見込めます。
精神面が原因の場合は、ED治療薬の利用を通した成功体験により自信に繋がり、根本的な中折れ克服が期待できるでしょう。
以下では、中折れの改善に適したED治療薬3選を紹介します。
中折れの改善に適したED治療薬3選
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ED治療薬の種類によって勃起時の硬さや持続時間に違いがあります。
自身の目的や希望に合ったED治療薬を見つけてみてください。
バイアグラ|歴史あるED治療薬の代名詞
バイアグラはED治療薬の代名詞的存在であり、日本国内での知名度も高いです。
バイアグラを服用してから効果がピークに至るまでの時間や、持続時間の目安を以下にまとめました。
バイアグラの効果の目安(服用後)
効き始め | 約30分後〜 |
---|---|
効果のピーク | 約1時間後 |
効果の持続時間 | 約4時間〜5時間 |
初めてED治療薬を服用する方は、まずバイアグラを試してみると良いでしょう。
レビトラ|勃起時の硬さと即効性に特化
レビトラは、勃起時の硬さと即効性に定評のあるED治療薬です。
レビトラの効果の目安(服用後)
効き始め | 約15分後〜 |
---|---|
効果のピーク | 約45分後 |
効果の持続時間 | 約5時間〜6時間 |
服用してから約15分~約30分後に効き目を実感でき、勃起時の硬さも優れているのがレビトラの特徴です。
突発的な性行為が想定される方は、レビトラが適しています。
ただし、2021年10月にバイエル薬品株式会社は、レビトラの製造・販売を中止すると発表しました。
レビトラの効果を体験したい方は、レビトラのジェネリック医薬品「バルデナフィル」を選択する必要がある点は理解しておきましょう。
シアリス|約24時間〜36時間と長時間持続
シアリスは、持続時間が長い点が特徴的なED治療薬です。
シアリスの効果の目安(服用後)
効き始め | 約1時間後〜 |
---|---|
効果のピーク | 約3時間後 |
効果の持続時間 | 約24時間〜36時間 |
服用してから効果が約24時間〜36時間持続するため、性行為のタイミングをピンポイントで狙って服用する煩わしさがないのがシアリスの良い点です。
副作用が比較的起こりづらいという特徴もあります。
一方で、シアリスの効き目はややマイルドな傾向にあります。
また、効き始めまでに約1時間以上、効果がピークに到達するまでに約3時間かかる点は理解しておきましょう。
まとめ〜中折れ=ED(勃起不全)と自覚して早めの対策・治療を心掛けよう〜
中折れを軽視している方は多いですが、れっきとしたED(勃起不全)の一種だと自覚して一刻も早く治療や対処にあたることが、改善の第一歩です。
「中折れと認めたくない」「通院が恥ずかしい」と思う気持ちはよくわかりますが、EDを放置していても悪化する可能性が高いです。
具体的な原因の特定や、適切な対処法を知るためにも、まずはお近くの病院やクリニックなどの医療機関で専門医に相談してみてください。
勇気をもって通院することで、中折れの改善だけでなくパートナーとの関係改善にも繋がるでしょう。
スタッフより
クリニックコラムをお読みいただきありがとうございます!
いかがでしたでしょうか、参考にはなったでしょうか?
いま、なんらかの症状でお悩みのそこのあなた!
一人で悩まず、まずはご相談ください。