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自転車の乗り過ぎはEDの原因になる!?【医師監修】

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自転車の乗り過ぎはEDの原因になる!?【医師監修】

通勤や通学、趣味などで自転車に乗ることが多い方はED(勃起不全)にご注意ください。
長時間自転車に乗ることが多い方は、EDになりやすいと言われています。

本当に自転車の乗り過ぎでEDになるのでしょうか。

今回は、自転車が原因で引き起こされるED(いわゆる、「自転車ED」)ついて解説します。

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自転車によるEDの原因はサドル

サドル

自転車によってEDを招く原因は、「サドル」にあります。

自転車に乗っている(サドルに座っている)間は、勃起に関係する陰茎周辺の血管や神経が圧迫され、血行不良に陥りやすくなります。
それが長時間、高い頻度で何度も繰り返されると、勃起に関係する血管や神経を傷つけ「器質性ED」を引き起こしてしまう可能性があるのです。

基本的には、自転車の種類に関わらず、サドルに座り続けることが問題になります。

とある研究では、自転車に乗る方は、自転車に乗らない方よりも約2倍もEDになりやすいという報告もあります。

そもそも、自転車だけに限らず、バイクや馬など騎乗系の乗り物はEDになりやすいとされています。
こういった指摘は、移動手段などに馬を活用していた紀元前から、EDに関係があるかもしれないという文献が残っています。

また、レース用の軽量化のため細く肉抜き加工の施された様なサドルは、特にEDになるリスクが高くなります。
細長いサドルは、面積が狭いため、陰茎周辺に直接当たって体重がかかるため、強く圧迫されやすくなるからです。

さらに、ロードバイクなどのスポーツタイプの自転車は前傾姿勢を取るため、勃起に関係する神経や血管により強い圧迫を与えてしまうので、注意が必要です。

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腰痛が原因でEDになることも

腰痛の男性

自転車の種類や乗り方などによっては腰痛を引き起こす可能性があります。

そして、その腰痛によってEDが引き起こされることがあるのです。

勃起とは、脳が性的興奮や性的刺激を感じた際に、勃起命令を脊髄の神経を通って陰茎に伝え、陰茎海綿体に大量の血液が送られることで生じる現象です。

しかし、腰痛によって脊髄の神経に損傷が起こると、勃起命令が陰茎まで伝わらなくなるため、勃起ができなくなります。
腰痛による神経障害の結果、EDは引き起こされるのです。

自転車の中でも特に、ロードバイクは腰痛を招きやすい特徴があるので、注意が必要です。

ロードバイクで腰痛になる原因

  • 長時間前傾姿勢(同じ姿勢)になる
  • 無理に強いペダリングをする
  • ポジションに対して体幹が安定していない
  • etc...

また、ロードバイクに限らず、自転車のサイズが体に合っていないことも腰痛を招く原因になるので、覚えておきましょう。

どのくらい自転車に乗るとEDになりやすい?

時計を持つ医者

たまに買い物や気分転換などで自転車に乗る程度であれば、長時間乗っていてもEDにはなりません。

しかし、あくまで目安ですが、1日2時間以上、ほぼ毎日自転車に乗っている方は、EDになりやすいとされています。

また、陰茎周辺を圧迫しやすい細いサドルや前傾姿勢になりやすいロードバイクを使用している場合は、さらにEDのリスクが高まります。

自転車に乗って通勤や通学する際、片道1時間以上かかる場合は、往復で2時間以上乗ることになるので注意が必要です。

サイクリングが趣味の方は、移動距離から考えてみると良いでしょう。
ロードバイクの平均速度は時速20km~30kmとされています。
移動距離が40km~60km以上になる場合は、自転車に乗っている時間が2時間を超えるかもしれないので、注意したほうが良いでしょう。

自転車を使ったサイクリングは、誰でも簡単にできる有酸素運動で、健康のために良いとされています。
しかし、自転車の乗り過ぎはEDという弊害を生む可能性があるということを覚えておきましょう。

自転車によるEDを防ぐ方法

清々しい景色と自転車

単純に考えるなら、自転車に乗るのをやめればEDを防ぐことができます。
とはいえ、通勤や通学で自転車が必要な方は急にやめることはできないと思います。

日常的に自転車に乗っている方は、以下の点に注意しましょう。

EDの予防方法

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股間を圧迫しすぎないサドルを選ぶ

細いサドル

日常的に自転車を乗っている方は、まずサドル選びに注意しましょう。

股間を圧迫しすぎないように、「細長く硬いサドル」ではなく、「幅が広くクッション性が高い分厚いサドル」を選びましょう。
幅の広いサドルは、体重がかかる面積が広がるので圧迫を軽くしてくれます。

クッション性を高めるため、サドルにカバーを装着するのもおすすめです。

また、陰茎周辺の圧迫を緩和できる様な、股の間にパッドが入った「サイクリング用パンツ」を使用するのも良いでしょう。

とにかく、サドルに座った時に陰茎周辺を圧迫させないように緩和することが大切です。

自転車のサイズやポジションを合わせる

自転車に乗る人

自転車のフレームやタイヤなどのサイズは、自分の身長に合った適切なものを選びましょう。
また、走行中のペダルやサドル、ハンドルなどのポジションも安全で安定性の高い位置に合わせましょう。

自転車のサイズやポジションが自分に合っていなければ、腰痛を引き起こしEDに繋がる可能性があります。

走行中にサドルからお尻を離す

サドルからお尻を離す

同じ姿勢を防いで腰痛を緩和させたり、血行不良を解消するため、自転車の走行中にサドルからお尻を離すことも有効です。

自転車を走行中、適度にサドルから立ち上がればある程度、姿勢が楽になったり血流が良くなったりします。

特に、ロードバイクは前傾姿勢を維持したままになりがちなので、走行中の姿勢変更は意識したほうが良いでしょう。

自転車に乗る頻度や時間を減らす

時計とカレンダー

日常的に自転車に乗るのことをやめられなければ、せめて自転車に乗る頻度や時間を減らすようにしましょう。

毎日自転車に乗っている方は、1日置きに乗るようにするなど乗る頻度を減らしましょう。
長時間自転車に乗っている方であれば、小まめに休憩を入れることをおすすめします。

基本的には、長時間自転車に乗った後は、しばらく自転車から離れてお休みするのが一番良いEDの予防方法です。

自転車に乗る頻度が高かったり、時間が長いと車道を走ることになるので、自動車との接触事故などを引き起こし、転倒するリスクも高くなってしまいます。
事故などによる転倒が原因で勃起に関係する血管や神経を傷つけ、器質性EDを招いてしまう可能性もゼロではありません。

EDのことを考えるのであれば、自転車に乗る頻度や時間が少ない方がいいと言えるでしょう。

まとめ~自転車通勤の方は注意!~

適度なサイクリングは、下半身の運動になるので、ED予防に繋がると言われています。

しかし、ママチャリやロードバイクなど自転車の種類に関係なく、頻繁に乗り続けると逆にEDを招く可能性があります。

ただ、「自転車によるED」は、医学的に証明されているわけではありません。
とはいえ、自転車の乗り過ぎによってEDのリスクが上がることは間違いなさそうです。

「最近、ED気味かも?」と感じてきたら自転車で通勤や通学していないか確認してみましょう。

心当たりがある方は、前述した予防方法を試してみてください。

日頃の自転車生活を見直すきっかけになれば幸いです。

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