皆さんはシリコンボールと呼ばれる球型のシリコンを陰茎の包皮下に埋め込む「シリコンボール挿入手術」をご存知でしょうか。
充実した性生活を送るための陰茎増大手術の一種として、昔から人気があります。
主に、陰茎の増大や性行為の満足度を高めるために行われます。
今回は、シリコンボールを陰茎に埋め込むメリットやデメリットなどについて解説します。
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シリコンボールとは?
シリコンボールとは、人体に無害な医療用のシリコン素材で作られた弾力性のある直径約3mm~10mmのボールのことです。
シリコンボール挿入手術によって、陰茎の包皮下に埋め込んで使用します。
主に、シリコンボール挿入手術は、陰茎の増大や性行為の際にパートナーの女性に与える性的刺激を高めることを目的に行われます。
挿入するシリコンボールの大きさや形状、個数、位置などは自由に選択できますが、亀頭より下に3個~5個をVの字やサイコロの目の様に埋め込むのが一般的です。
最近では、ピアス感覚でシリコンボールを挿入する方が多く、一度手術した後に追加でシリコンボールを挿入しに行く方もいます。
また、包茎治療や他の陰茎増大手術と同時に行うこともできます。
シリコンボールの種類
挿入するシリコンボールは、球型以外にも様々な形状があります。
形状によって見た目(突出度など)や目的などが大きく変わってきます。
シリコンボールの種類
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シリコンボール(球型)
球型(ボール型)のシリコンボールは、最もスタンダードな形状です。
直径約3mm~10mmのサイズのシリコンボールを1個から挿入することができ、ピンポイントで性的刺激を与えることもできます。
取り外しも可能なので、とりあえず一度試してみたい方におすすめの形状です。
シリコンボール(楕円型)
楕円型のシリコンボールは、あまり突出を目立たせたくない方におすすめの形状です。
通常時は、あまり目立たず、勃起時に浮かび上がるようにできています。
しかし、突出が少ない分、与える性的刺激も弱くなってしまいます。
温泉やサウナなど周りからの視線が気になる方やソフトな刺激を求める方は球型よりも楕円型が良いでしょう。
シリコンリング
シリコンリングは、その名の通りリング型の形状をしており、亀頭のカリ首の下あたりにリングで囲むように挿入します。
シリコンボールとは若干用途が異なり、ピンポイントで性的刺激を与えるのではなく、亀頭とシリコンリングの二段構えの凹凸で性的刺激を与えます。
同じリング型でも、数珠の様な型や指輪の様にシンプルな型のものなど様々あります。
陰茎増大効果も見込めるので、見た目と性的刺激を強化したい方におすすめです。
シリコンプレート
シリコンプレートは、シリコンリングと同様に亀頭のカリ首の下あたりにリングで囲むように挿入します。
シリコンリングとの違いは、シリコンの面積が円柱の様に伸びていることです。
陰茎自体を太くしたり、陰茎が縮むのを防ぐ効果があります。
こちらも、陰茎増大効果も見込めるので、見た目と性的刺激を強化したい方におすすめです。
ただし、シリコンボールの種類の中では一番費用が高くなります。
シリコンボール挿入手術の費用
シリコンボール挿入手術は、保険が適用されません。
患者が医療費の全額を負担する、自由診療となっています。
シリコンボール挿入手術には、挿入するシリコンボール代の他に、手術代や麻酔代(局所麻酔)などがかかります。
シリコンボール挿入手術にかかる平均的な費用は、手術を受ける病院やシリコンボールの種類、数などにもよりますが、1回1個で約50,000円~(税込)が一般的です。
シリコンボール自体の平均的な価格は以下の通りです。
シリコンボール自体の平均的な価格
シリコンボール(球型) | 1個約30,000円~(税込) |
---|---|
シリコンボール(楕円型) | 1個約30,000円~(税込) |
シリコンリング | 1個約150,000円~(税込) |
シリコンプレート | 1個約250,000円~(税込) |
手術費用やシリコンボールの価格に関しては、医療機関ごとにまったく異なるので、あくまで参考程度に捉えてください。
シリコンボールを陰茎に埋め込むメリット
シリコンボールを陰茎に埋め込むメリットは、以下の通りです。
シリコンボールのメリット
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陰茎が増大する
挿入するシリコンボールの形状や大きさによっては、陰茎の増大効果が期待できます。
シリコンボールが勃起時の陰茎の硬さを補ってくれることもあります。
特に、シリコンリングやシリコンプレートなどを挿入するとより顕著に陰茎の増大が実感できるとされています。
陰茎が増大することで、さらに強力な性的刺激を与えることができたり、男性としての自信が身につきます。
パートナーの満足度が高まる
シリコンボールを陰茎に挿入すると、性行為の際にパートナーの女性に与える性的刺激を高めることができます。
強い性的刺激を受け、絶頂(オーガズム)に達することができれば、パートナーの満足度が高まると考えられます。
パートナーの女性の満足度が高まると、男性としての自信だけでなく、優越感に繋がることも期待できます。
埋め込むシリコンボールの形状や大きさ、個数、位置などは自在に変えることができるので、性的刺激を与えやすくカスタマイズすれば、より性生活が充実するかもしれません。
マンネリ化した性行為を改善できる
女性が今まで体験したことがない、新たな性的刺激を与えることができるので、マンネリ化した性行為の改善が期待できます。
シリコンボールは、何度でも追加したり、除去することが可能です。
仮に、シリコンボール挿入手術後、その刺激に慣れてきても一定期間ごとにカスタマイズすれば、マンネリ化を防ぐことができます。
シリコンボールを陰茎に埋め込むデメリット
シリコンボールを陰茎に埋め込むデメリットは、以下の通りです。
シリコンボールのデメリット
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見た目が悪くなることがある
シリコンボールを陰茎に埋め込む数や位置によっては、見た目が悪くなることがあります。
スタンダードな球型シリコンボールを多く陰茎に埋め込むとボコボコと突出が目立ってしまいます。
人によってはグロテスクに感じることがあり、女性によっては苦手意識があるかもしれません。
陰茎に合わないことがある
シリコンボールは、人体に無害な医療用のシリコン素材で作られているので、基本的には害のないものです。
しかし、陰茎に合わず手術後に化膿することがあります。
比較的簡単な手術とはいえ、メスを入れて異物を挿入するので、少なからずリスクが存在します。
また、シリコンボールの形状などによっては、自身の性的感度が低下することがあります。
早漏の方にはラッキーかもしれませんが、早漏ではない場合、なかなかイケなくなり、遅漏気味になることもあります。
シリコンボールは陰茎の包皮下内に挿入しますが、箇所が浅すぎると極端にシリコンボールが動いたり、ズレたりしてしまいます。
逆に深すぎると、勃起時に痛みを感じることもあります。
何事も相性があるので、シリコンボール挿入手術は慎重に判断したほうが良いでしょう。
パートナーが満足するとは限らない
必ずしも、パートナーの女性が満足するとは限りません。
シリコンボールの突出によって、性行為の際に女性が痛がることがあります。
シリコボールが多すぎると膣内への性的刺激が強すぎ、女性が痛がったり、違和感を覚えることがあるのです。
女性側にもシリコンボールとの相性があると覚えておきましょう。
手術後すぐに性行為ができない
シリコンボール挿入手術後は、すぐに性行為することはできません。
手術後、約3週間は通常の性行為はもちろん、口腔性交(オーラルセックス)や自慰行為(マスターベーション)なども控えなければなりません。
人間の膣内や口内は雑菌が多いので、傷がしっかりと治っていない状態で触れるのは、衛生的に良くないのです。
また、手術後、約1週間は陰茎に軽く包帯を巻いて過ごさなければなりません。
性感染症などのリスクが高まる恐れもあるので、必ずこの期間中は禁欲しなければなりません。
手術費用が高額になりがち
シリコンボール挿入手術は、保険が適用されない自由診療のため、手術費用が高額になりがちです。
手術費用は、シリコンボール代が陰茎に挿入する数に応じて増えていきます。
経済的に余裕がないと手術を受けるのは難しいでしょう。
まとめ~ピアス感覚で挿入するべきではない~
最近、ピアス感覚で陰茎にシリコンボールを挿入する方が増えてきています。
しかし、そんな安易な気持ちで陰茎にシリコンボールを挿入するべきではありません。
シリコンボール挿入手術は比較的簡単で安全な手術と言われていますが、「絶対安全」というわけではありません。
何事にも何らかのリスクは存在します。
実際、過去にはシリコンボール挿入手術を受けた後、陰茎が変形してしまい、訴訟に至ったケースもあります。
少ながらず、そういったリスクが存在していることは忘れてはいけません。
医療用のシリコン素材は人体に無害な物質ですが、異物を体内に挿入することに違いは無いので、最悪の事態は想定しておきましょう。
どうしても自分の陰茎に自信が持てない方やパートナーの女性を満足させたい方などしっかりとした目的を持った方が手術を受けるようにしてください。
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