監修:新橋ファーストクリニック 院長 市村 明
以前来院された患者さんで、
「プロペシアを飲んでから、やけに倦怠感を感じるようになった。何かうつと関係はあるのか?」
という質問をうけました。
質問の答えとしては、関係はありません!
ですが、100%関係ないことともいえないです。
その患者さんは以前、プロペシアを服用する前まで軽いうつを患っていた人なのですが、
うつの薬を服用していないときに、
プロペシアを服用して、倦怠感などの症状が現れたといいます。
プロペシアの国内臨床試験時では、他の薬と比べて副作用は軽く、胃部の不快感や性欲減退、眠気が見られるくらいのものでした。
試験時の全体の5%にそのような症状が起こりましたが、他は副作用もなかったのです。
ですが、後々発覚した症状で、食欲不振や倦怠感などの症状が現れたという報告もあることは事実です。
なので、大抵は副作用を感じることなく、治療を進めることが出来るのですが、
稀に倦怠感などの症状が出てしまう方もいるようです…。。。
プロペシアの副作用は継続性がなく、本来は服用を止めては効果の出ないものなのですが、
どうしても副作用が耐え難いという場合は、服用を中止する事によって、それらの症状が現れないようにする事が出来ます。
なので、もしも倦怠感などの日常生活に支障が出てしまう症状が現れてしまった場合は、
処方した医師に相談の上、中止するなどの処置をすれば、元通りになるでしょう。
なので、プロペシアとうつは関連性が低いといえるのですが、
完全にない、とは言い切ることが出来ません!!
もし過去にうつなどの症状を経験したことがある方は、処方の際に必ず医師に相談してみてください。
スタッフより
クリニックコラムをお読みいただきありがとうございます!
いかがでしたでしょうか、参考にはなったでしょうか?
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